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孟花です。
15禁って言ったら鼻で笑われる程度ですが一応15禁にしておきます。
別になんにもしてないです。所詮は日記ログ。

でも、そういうのが苦手な方は回避お願いします。






「ね、君のところじゃ、みんなこんな服を着てるんだよね?」
「はい」
 花はうなずいた。
「これは制服だから……そうですね、何百人かは同じ服を着てたんじゃないかと思います」
「へぇ、それは見てみたいなあ」
 たわいない言葉を交わしながらも手元を凝視している孟徳だが、どうも思ったようにいかないらしい。
「ああもう」
 孟徳は小さく舌うちした。
 しかしいつものように、代わりにやりましょうか、と提案することはできない。
 孟徳が今取り組んでいるのは、花のブラウスのボタンをはずすことだからだ。

「君がやってるのを見てると簡単そうなのにな」
 つるりつるりと指先から逃げるボタン相手にぼやく孟徳を見ていると、さっきまで感じていた息が苦しくなるほどのの動悸も収まって、胸があたたかくなる。花はなんだか笑いだしたいような気分になってきた。
 しかしほどなく。
「あ」
 上から二つ目のボタンがほろりとはずれ、花は思わず息をのんだ。
「やっと取れた。ちょっと休憩していい?」
 花の答えも聞かず、孟徳は開いた隙間から見える肌にそっと顔を埋めた。
 優しい重みとぬくみが胸にかかる。

「ああ疲れた」
 子どもが甘えるように額をすりよせられて、中途半端に開いた襟元がぐしゃぐしゃと乱れていく。
 伝わる熱に、びくりと体が応えた。
「くすぐったい?」
「くすぐったい、です」
 尋ねる唇が声と一緒に柔らかく肌を撫でる。
「そう。……嫌?」

 孟徳は軽く体を起こした。
 花は黙ったまま首を横に振った。
 嫌だと言えばやめてくれるだろう。でも、それは嘘になる。
 恥ずかしい、とは思っていても嫌だとは感じていないから。
「よかった」
 熱い目をしているくせに、孟徳の表情も口調も、いつもと同じくらいいたずらっぽく軽い。
 孟徳はぐい、とのびあがるようにして、花と額をあわせる。
「今止めるのは、ちょっと辛いかなって。……でもさ」
 孟徳は短いくちづけを花の頬に落とした。
「難しいよね。ボタンって」
「……そう、ですか? ああでも、人のをはずすのは難しいもかもしれませんね」
 適当にこぼれた言葉に、
「そうか。そうかもしれない」
 答えを見つけた子どものように、孟徳の表情はぱっと輝いた。
「じゃあ」
 孟徳はあっという間に体勢を入れ替え、花を後ろから抱くようにした。
 甘いような渋いような、孟徳の香りが近くなる。
「こうすれば、君と同じようにできるはずだよね」
 
「あ、あれ? あー」
 ため息が花の髪に降ってきた。
 いけないと思いながらも花は笑ってしまう。
 どうも、孟徳とボタンは相性が悪いらしい。

「ね、花ちゃんにお願いがあるんだけど」
 その後、数回ボタンに挑んだ孟徳が照れくさげに言った。
「なんですか?」
「悪いんだけど、あと三つ、自分ではずしてくれないかな」
「え」

 花は答えにつまった。
 脱がされるのと脱ぐのでは、恥ずかしさが全然違う。
 ためらう花の耳もとで孟徳がささやいた。
「俺、このままだとボタンを引きちぎっちゃうかもしれないし」
 ちゅ、と耳朶を軽く含まれて、肌が粟立つ。
 腰に添えられた手の温度が、服ごしに熱い。

「見ないで、いてくれますか?」
 数分迷って、答えた。
 やめられたくなかったし、やめたくなかった。
「うん」
 孟徳が嬉々として目を閉じるのを見届けて、ひとつ息をはいた。
 開いたえりもとを押さえていた手を離す。ひいやりとした空気が服のすきまから入り込み、花は小さく震えた。
 ゆっくりとボタンに指を伸ばした。
 着慣れている服のはずなのに、違和感を覚えるのはどうしてだろう。
 服を指先で軽く引く。
 ボタンをつまんでボタンホールにくぐらせる途中で、花は手を止めた。
「どうしたの?」
 問いに押されるように、ボタンを一気に滑らせた。

 瞬間、右の袖をぐいと引かれ、露出した肩を小さく食まれた。
「きゃ」
「ごめん」
 言葉だけで謝ったくせに、孟徳は花の肩から顔をあげようとしない。
 肩から首筋までゆっくりと柔らかく歯を立てられ、花の背が反った。
「孟徳、さん」
「うん。邪魔しちゃ駄目だよね」
 名残惜しげに孟徳の唇が離れた。
 手のひらがむき出しの二の腕をかばうように包み、そっと撫でる。
 もう一方の手はブラウスの裾から入り込み、ウエストをゆるくつかんだ。
 ざらざらした親指が肌をくすぐり、背骨に触れる。
 その感触に花の体の奥が応えた。
 不意に襲ってきた感覚を、短く息を吐いてなんとか逃がそうとする。
「我慢しないで」
 孟徳の指は、ブラウスの下の肌をさまざまになぶりはじめた。
 耳もとで囁かれ続ける淫らな誘いに、花のはかない抵抗ははあっさり崩れ、とうとう視界が潤みはじめた。
「続けて」
 甘い声に操られるように、花は次のボタンに手をかける。
 
 最後のボタンが外れた瞬間、ブラウスはあっけなく左右に分かれて落ちた。
 しかし、肌をさらされた花に、寒さを感じる余裕は少しも与えられなかった。
 
update :10.05.26
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